母の故郷の村に引っ越してきた高校生サダオと
転校先のクラスメイト灯。
その村には雨守のサダオが泣けば雨が降るという
不思議な言い伝えがあって
雨守番の灯がサダオを泣かすためにとった方法とは・・・
※以下ネタバレ注意です。
雨雫のあらすじネタバレ感想
亡くなった祖父の後継として、母の故郷である片田舎の村に引っ越してきた高校生、池田サダオ。
その村には、「雨守」のサダオが泣けば雨が降るというおかしな伝承があって、雨守の家系である池田家の当主の名前は代々「サダオ」。(サダオのおじいちゃんも「貞雄」さん)
また村には、代々サダオを泣かす役目「雨守番」の家系もあって、そこの跡取息子さんが、サダオの新しい学校のクラスメイト、沼之端 灯。
昔から雨が少ない地域なので、この村にとって雨を降らすことはとても大切なことなんですね。
サダオを泣かすために色々試してみる灯なんですが、感動的な映画や本、くしゃみやあくびなどでもなかなかサダオは泣かないんです。
ところが、灯に色々構われているうちにサダオは灯のことが好きになってしまい、灯とのえっちな行為で涙がでてしまい、とうとう村に雨が降ります。
それ以降、サダオを泣かすために灯はサダオの体を執拗に攻め続けるのですがw、最初は雨を降らすための行為のつもりだったのに、次第に灯もサダオの事が好きになっていき・・・
というサダオと灯のえろくて甘い雨乞い行為のお話と後半にはサダオ伝説発祥の定と智(サダオと灯のご先祖ですね)の昔話もあります。
昔話の方はちょっと切ないです。でも現在この村がなんでこんなことになっているのかが解る大事なお話なので。
読み始めは、ホラーというかオカルト的なおどろおどろしい感じなのかなーと思っていたのですが、碗島子さんの作品らしい、えろ可愛いく萌えもあり、ちょいちょい入ってくるシュールな笑いもあって、結局可愛い高校生男子のラブなお話です。
それに村の伝説話が絡んでとても面白かったw
両家のお母様たちのキャラも大好き。
サダオはちょっと性格悪い子だったのですが灯と出会ってすっかり可愛い子になります。
灯は雨守番のおうちに生まれて小さい時からサダオのためになんでもするように育っているので、もうサダオ命なんですね。
ちょっと変な性癖の持ち主かもしれませんがw
碗島子さん大好きなので全作読ませていただいていますが、丸っこい可愛らしい絵柄に対して比較的へんたいてきなえろといいますか…
まあそのギャップが私は大好きなんですが(ノ´∀`*)
いろいろと異物を入れちゃったりする事が他の作品でもあるのですが、今作も、うわーそれ入れちゃう!?(というかだしちゃう!?)的な事がありますので、アブノーマルなのが苦手な方(もしくはそもそもBLアカンな方)は、ちょっとダメかもしれません〜(´Д`;)
サダオのお腹が心配になったりしますが、なんどもいいますが、私は大好きです(ノ´∀`*)