もういちど、なんどでも。(上下巻)阿仁谷ユイジ 感想

160307

記憶喪失の恋。
事故で恋人が2年分の記憶を失ない、
付き合う前のただの同級生に戻ってしまった
二人の関係は…

※以下ネタバレ注意です。

もういちど、なんどでも。(上下巻)のあらすじネタバレ感想

高校の同級生で恋人同士だった藤井貴博古藤多郎ですが、ある日藤井が事故にあい、二人が付き合っていた過去2年分の記憶を失ってしまいます。

医者の話では、これまで通りの日常生活を営むことが記憶を戻すことになるかもしれないとのこと。

二人は同棲していたので、また二人での同居生活を始めますが、記憶喪失になった藤井にしてみれば、古藤は高校時代のただの同級生でそんなに親しくない間柄。

しかもまさか古藤と付き合っていたなんてまったく思ってもいなくて、もし自分に恋人がいたんだとしても、自分が記憶を取り戻すまでは、自発的に好きになりたいから、相手が誰だとかのネタバレ禁止だと古藤に話します。(てネタバレしてる私w)

でも二人で暮らしているうちに、男性である古藤に対して「きゅんっ」とときめいてしまったり、欲情してしまう藤井は、自分はおかしいのかと思い悩みます。(古藤はエロいからな…)

そんなある日、古藤には双子の妹・多恵がいることを知り、藤井は自分が好きだったのは多恵で、古藤に対しての感情は多恵に似ていたからだと自分に言い聞かせるようになります。

ところがそんな考えとはうらはらに、古藤への『きゅんっ』や欲望は増していき、とうとう藤井は古藤といたしてしまうのですが、藤井は罪悪感や認めたくない気持ちでいっぱいになり、古藤の元から離れてしまいます。

二人はしばらく離れて生活するのですが、大切なものをなくしてしまったことにようやく気づいた藤井は・・・


はい、阿仁谷さんのBL作品でございます。

結局、藤井の記憶は戻らないままなんですね〜。でもやっぱり古藤をもういちど愛してしまうという切なさとエロスで (´;ω;`)ブワッ なお話でした。

藤井は突然2年間の記憶を失って、自分が男の子と付き合ってたなんて認めたくない気持ちもわからなくもないのですが、二人の関係を言えずに藤井のそばにいる古藤が健気で泣けます。

高校生の二人が知り合って愛を育んでいく回想シーンがあるのですが、もう可愛すぎて可愛すぎて、気づくとにやけていた私。

物語の中で鍵となるアイテムが色々あって、さすがーうまいなーと感じてしまったのですが、例えば、以前撮っていた二人のハメ撮りDVDをある事から藤井が見てしまうのですが、びっくりして一瞬で停止してしまうんですね。

画面には古藤しか写ってなくて、自分のシーンは見てないので、藤井は古藤の職業はゲイビ男優だと思ってしまうんですねw

でも物語の終盤で自分の気持ちに気づいた藤井がもう一度DVDを見て確信しているところに古藤が帰ってきて・・・

(´;ω;`)ブワッ てなったよ。ここ。

それとか、指輪とか、エプロン。あと匂いも大事なポイントです。うん、匂い大事。

このへん注意して読んでみてください。

最後に言っとくけど、エロの方はさらにパワーアップされてる気がします。もういろんな汁いっぱいな感じw

スポンサーリンク