あらすじ
「いとしの猫っ毛」本篇より以前の「みいくん」と「恵ちゃん」が高校時代のお話。小さい頃からずっと想い続けてきた恵ちゃんに、気持ちを打ち明けられないみいくんの苦しい胸の内が描かれています。本篇のほんわか萌えとは少し雰囲気の違う、切なく泣けるお話です。
以下ネタバレ注意です。
いとしの猫っ毛 小樽篇 ネタバレ感想
本篇1巻では恵ちゃんが東京のみいくんの元へやってきたところから物語がスタートしましたが、この小樽篇はその場面へと繫がるところまでのお話。
恵ちゃんのことをずっと想い続けるみいくんですが、今の二人の関係を壊したくない思いから、恵ちゃんには自分の気持ちが伝えられずにいます。
そんな時、恵ちゃんに彼女ができ、心乱れるみいくん。お母さんのお友達、清水さんと関係を持ったり、とにかくこの頃のみいくんは精神が不安定で、読んでて辛くなります。
ようやく恵ちゃんに気持ちを伝えることができ、二人は付き合うことになり、これからハッピーになるのかと思いきや、みいくんのお母さんと清水さんが事故で亡くなってしまいます。
あー…、みいくんボロボロ。(´;ω;`)
独りぼっちになったみいくんは、東京のおばあさまのところに引っ越すことになります。
離ればなれになって4年、その間何度かみいくんは、恵ちゃんに会いに小樽に帰っていたようですが、二人は大学を卒業し、恵ちゃんは地元の会社に就職。
なんとなく4年辛抱すれば一緒に居れるようになると思っていたみいくんは、また心が荒んでいきます。
恵ちゃんに別れを告げるつもりで会いに行くのですが、恵ちゃんは、東京のみいくんと暮らすことを決意。
そこから2年後、本篇の1巻へと繫がるのですー。
こちらの本、本篇の1、2巻が発売された後に出された本らしいのですが、うん、良くできてるわー。
今回の記事を書くために小樽篇を読み返したのですが、
何度も読んだのにまた涙が…(´;ω;`)ブワッ
みいくんの荒みっぷりがもう、本当に可哀想で、この子は側に恵ちゃんがいてやらなアカンなーと、しみじみ思いました。
「小樽篇」を読んだ後、本篇を再び読むと、本当に幸せな気分になります。二人のなんでもない日常が、なんて幸せなのッ!て更に萌え度がアップするので、是非セットでお読みくださいー。