姉の結婚(全8巻)西炯子 ネタバレ感想

あらすじ
東京での恋愛に疲れ、一人静かに暮らそうと故郷に戻ってきた図書館司書のアラフォー女子、岩谷ヨリ。ある日、イケメン精神科医に変身した中学時代の同級生、真木誠が現れ、やがて二人は不倫関係に。真木は中学生の頃から一途にヨリに思いを寄せていたのですが、現在はヨリにそっくりな妻がいます。ヨリは苦悩しながらも真木との関係を続けるのですが…

以下ネタバレ注意です。

姉の結婚 8巻(最終回)のネタバレ感想

ようやく妻との離婚が成立し、ヨリにプロポーズをする真木。二人は真木の自宅で激しく愛し合います。(真木さんの噛痕がとてもエロい!)
このまま結婚してハッピーエンドかと思いきや、真木に1年間のドイツ留学の話が。一緒についてきほしいと真木は言いますが、ヨリは進行中の県のプロジェクトがあるため、2ヵ月後に真木の元へ行くことになりました。

ドイツへ渡った真木ですが、なんとそこには花井(真木さんの先輩ね)の姿が。真木は今回の留学の件では花井に恩があるので、隣に部屋を借り、毎日身の回りの世話をしにくる花井を無下にすることも出来ずにいます。

離れている期間中、電話やメールではなく手紙が欲しいと言ったヨリですが、真木からの手紙は1ヶ月途絶えていました。ヨリは真木が恋しくなり、ある日電話をかけますが、電話に出たのは「一緒にくらしてる者ですけど」という女の声。(花井です)

不安になったヨリは約束の日より早く、ドイツに向かいますが、花井は「学者として優秀な彼を支えることができるのは、自分だ」「愛しているなら身を引け」とヨリを追い返してしまいます。(んもー、なんでヨリさんもっと強く行かんかなー。)

傷心のまま帰国したヨリは、ふらふらとたどり着いた土地で新たな生活を始めます。

一方、約束の日にドイツに来なかったヨリを不安なまま待つ真木ですが、ある日花井の部屋で、真木がヨリ宛に書き、花井に郵便を頼んでいたはずの手紙の数々を見つけてしまいます。(彼女宛の大事な手紙を他人に頼んだらあかんって…)

2週間前にヨリがドイツに来ていて、花井が追い返したことを聞いた真木は、ヨリに会いに日本に帰国しますが、ヨリの妹ルイ子に、これまでのヨリの苦悩を聞かされ、会わずに帰ります。(いや、帰るんかい!)

時が過ぎ41歳となったヨリは、新しい土地での生活にも慣れ、静かに暮らしていました。
ある日、ヨリにずっと世話を焼いてくれていた近所の女性から、どうしても断れない見合い話を頼まれます。
お見合い当日、ヨリの前に現れた見合い相手は、なんと真木でした。
呆然とするヨリをよそに真木はお見合いを始めます・・・


はい、ハッピーエンドですよ。しかし…もうっ、どんだけ遠回りするねん!

お互い大人の事情があって、すんなりとは行かない、大人の純愛ラブストーリーです。とはいえ当初は不倫関係なので嫌な人は嫌かもしれません。

4〜6巻あたりで二人が一度お別れするんですけど、それが辛くて正直読むのがしんどくなりましたが、どうしても結末が気になって最後まで読まずにはいられませんでした。

真木さんの一途で変態っぷりが面白いのですが、もしホワイトポークのまま大人になっていたらこうはならなかった訳です。イケメンに変身できて本当によかったねっ!これに尽きます。

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