夢喰い王子の憂鬱(全2巻)阿仁谷ユイジ の感想

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夢は、あきらめてもいいのです。「モテたい」「お金が欲しい」「尊敬されたい」 ――そんな叶えられなくて苦しい夢を、 食べてラクにしてくれる王子様が現れたなら……! ? 阿仁谷ユイジのキュート&エロティックストーリー。

以下ネタバレ注意です。

夢喰い王子の憂鬱のあらすじネタバレ感想

孵化ができないまま10年、漫画家の卵・アサミは交通事故によって右手を怪我してしまい、ようやく掴んだチャンスも逃してしまいます。
しばらくして右手の怪我は治ったものの、なぜか漫画が描けなくなってしまい苦悩するアサミ。
そんなアサミの前にキラキラのイケメン王子様が現れ、アサミの夢を食べてしまいます。
ところがイケメン王子様は胃弱体質。全部食べて欲しいと願うアサミですが、王子様は少しだけ夢を食べ残して消えてしまいました。
翌朝目覚めたアサミは、つかえていたものが取れたかのように漫画を描きまくり、ようやく漫画家として前向きに歩み始めます・・・・・


苦しい悲しい夢を食べてくれるイケメン王子様によって救われる女の子たちのファンタジーなお話です。1話完結で、それぞれのヒロインたちが友人だったり、顔見知りだったりと、どこかでつながっているというオムニバス形式。

王子様が夢を食べるシーンがなんだかエロかったり、ヒロイン達の抱えるものが色々切なかったり、でも笑える部分もちらほらあって、さすが阿仁谷さんだわー。

消化器系が弱い王子様が、夢を全部食べてしまわないところがポイントなのです。全部食べちゃうと、空っぽになってしまいますからね。

4話目で登場する、寂しがり屋の小学生セリナちゃんは、他のヒロインたちとは違い、王子様と共に夢喰いの世界で生きていくことになります。

ある日出会った謎の女性と王子様の関係は?王子様の悲しい過去、上手に夢を食べることができないセリナはどうなってしまうのか!?などなど、ハラハラモヤモヤしつつも最後でぽーんと繫がるお話でした。

…とかいいつつ実は、こういうことよね…?と、最後はちょっと自信ない感じなんです。

私の読解力とか想像力が無く、申し訳ないのですが、正直謎?

読む人によって違う捉え方ができるオチですよね??

まあ、ハッピーエンドでいいのよね???

読んだ方、正解を私に解説してください〜。

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