ケーキを買いに 河内遥 の感想

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エロス的ヘンタイ的日常!? 秘めた思い出に浸る老紳士、昼下がりの性教育に励む女子中学生、ツン度95%の眼鏡男子…、まちのケーキやさんを訪れる、ちょっとヘンで魅力的なお客さんたちを描く傑作オムニバス。(出版元説明文より引用)

※以下ネタバレ注意です。

ケーキを買いにのあらすじネタバレ感想

とある街のケーキ屋さんに訪れる、お客さんと店員さん達がそれぞれ抱えるちょっと変な性癖を描いたオムニバス形式のお話です。

ちょっと性描写が生々しい部分もあるので、えっちなのが苦手な方はご注意ください。
ていうかこの作品を読んで、漫画における、ボカシやモザイク等の修正の基準がいまいちよくわからなくなってしまいました・笑
これはいいけど、あれはダメの基準がよくわかりません…(´・ω・`)

それはさておき、ケーキ屋さんが舞台なので、各話のタイトルがお菓子の名前になっています。それぞれのお話の主人公はまちのケーキ屋さん「ムッシュ・イノダ」のスタッフとお客さん達。いくつかネタバレを。

第1話「エクレア」
初恋の相手は中学(高校かな?)時代の先輩(男)で、「ムッシュ・イノダ」の店員のショートカットの女性がその先輩によく似ているため、学校のトイレで先輩と逢瀬を重ねたほろ苦い思い出とともにあれやこれやと妄想する初老の男性のお話…

第2話「スポンジ」
小学生の時に好きな男の子に怪我をさせられたときの恍惚感が忘れられず、大人になって再会した彼に暴力をふるわれたいドMの女の子のお話。彼は酒乱の気があり、少しでもアルコールが入ると記憶が飛び暴力的になるので、彼女は洋酒をたっぷりいれたお菓子を彼に食べさせますが…

第4話「シュークリーム」
会社の同僚のぽっちゃり女性に密かに惹かれる会社員の男性、関根さんのお話…
(あれ?これはもしかして、あの関根さんでは?)

関根くんの恋(全5巻)河内遙 ネタバレ感想
仕事も出来てモテモテのイケメンエリート、関根圭一郎。手芸屋の孫娘・サラに三十路にして遅咲きの恋心を抱きます。これまでは何もせずとも女性が...
これと同一人物かはわかりませんが、こちらの関根さんは超イケメンなのにデブ専(笑)なのが自分で許せないのか、彼女に対して淫らな妄想をしつつも認めたくない自分がいて…

などなど、他にも妙にエロスなスウェーデンハーフの女子中学生や彼氏のチ○コに妙に執着してしまう女子高生など、ちょっとアブノーマルな人々のお話。
エピローグで、それぞれの主人公達が「ムッシュ・イノダ」を中心に繫がっているのがわかるという構成です。
河内さんの「夏雪」とか「関根くん」とかとちょっと違うけど、私はこれ好きだなー。

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