BUTTER!!!(全6巻)ヤマシタトモコ の感想

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ヒップホップが大好きな高校1年生の「夏」はダンス部に入部したものの、知らずに社交ダンス部に入部してしまいます。実際に初めてみて、社交ダンスの楽しさに夢中になっていきますが、同じく不本意ながら入部したオタク男子・端場とペアを組むことになった夏。社交ダンスに夢中になる高校生たちの青春ストーリー。

※以下ネタバレ注意です。

BUTTER!!!のあらすじネタバレ感想

高校1年生の女の子「夏」は、憧れのヒップホップダンスをやりたくて学校のダンス部に入部したのですが、実際にいってみるとダンスはダンスでもそこは社交ダンス部でした。
規則では1学期が終わるまで退部は認められず、仕方なく社交ダンスを始めたものの、どんどん社交ダンスの魅力に引き込まれていきます。
夏と一緒に入部した1年生の新入部員は全部で4人。
いじめられっこのオタク男子、自分の体型にコンプレックスを持つ内気な女の子、宝塚オタの事なかれ主義イケメン男子と、それぞれ悩みや複雑な事情を抱えています。
元々は2年生の男女2人だけの部員だったダンス部ですが、夏たちの入部により、合宿や学園祭、コンテストなどに参加することになり、2年生の二人にもやる気が芽生えます。
社交ダンスに情熱を注ぐ高校生達の友情と恋、人間関係など成長していく姿を描く青春ドラマ。


ヤマシタトモコさんは、BLだったり、コメディだったり、ホラーサスペンスだったりといろんなジャンルのお話を描かれて、またどれも面白く多才な漫画家さんです。

「BUTTER!!!」は社交ダンスのお話なんですが、私はスポ根物があまり好みではなく、高校の部活が舞台ということでその類のものなのかなーと思いつつ読んでみたのですが、いやいやこれ、面白いじゃないの、もー、社交ダンス教室に通いたくなるわー(笑)

あくまでも高校生の部活動レベルで、しかも1年生たちは超初心者なので、ダンスの方はゆるい感じなのですが、若者たちが抱える家族や友人との人間関係の悩みを、社交ダンス部の仲間を通じて成長していく、といったところが話のメインになっています。
ですので、社交ダンスに興味がなくても全然楽しめる作品です。
そもそもこれ青年誌で連載されてたのね…

私的には、大きい子達のペアなんかスタイルのいい美男美女ペアなので、ダンスが上達するとすごく素敵なことになったと思うんですけど、その辺の展開までは描かれていなかったのが少し残念でした。

ヤマシタさんって結構オトナな漫画が多い気がするのですが、「BUTTER!!!」は爽やか男女交際。青春です。高校時代に部活動をしていなかったのが悔やまれます
(´・ω・`)

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