夢の温度(全4巻)南Q太 の感想

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お兄ちゃんに恋する中学生「はる」と、教師と秘密の恋愛中の兄「あき」。
小さな町に暮らす兄妹と、その周囲の人々によって繰り広げられる、切ない恋の物語。

以下ネタバレ注意です。

夢の温度のあらすじネタバレ感想

竹田はるは、お兄ちゃんに密かに恋する中学2年生の女の子。ある日、同級生の岩倉くんに告白され、はると岩倉くんは付き合い始めます。

岩倉くんはなかなかのイケメンで素敵な男の子。はるは次第に岩倉くんに惹かれていきます。中学生のカップルらしく、淡ーい、甘酸っぱーい二人の恋愛がゆっくりと進んでいきます。

一方、はるの兄・竹田あきは高校2年生のクールなイケメン。女の子にモテるのに、同級生の女の子には興味がなく、担任の女教師・原町子と恋人に。
町子は28歳、母親と二人暮らし。厳しい母親で、これまで町子の男関係はすべてこの母親によって駄目にされていたようです。
二人は夜な夜な密かに逢瀬を重ねますが、教師と生徒の関係、11歳の年の差、そしてちょっと狂った母親の事など、町子の不安は増していきます。

季節は巡り、はるとあきはそれぞれ3年生になり、今後の進路を考える時期がやってきます。
はるは、岩倉くんとは別の高校に進学することが決まりました。

あきは、将来看護師を目指すことに決めますが、町子と離れたくない想いから、県内の専門学校に進学しようとします。
しかし町子はあきの将来を考え、県外の大学に進学することを勧め、あきは無事大学に合格。

さて二人のこれからは・・・・・


この「はる」と「あき」の兄妹の恋の物語なんですが、うーん、はるちゃんたちは今後どうなるんだろう。お互いまだ若いので高校生になって別々の学校で果たして二人がどうなるのか…。なんだか、ふわっとした感じで二人の話は終わってしまいましたので、こちらの今後はわかりません!
しかし、あきくんと町子さんカップルは、今後も幸せになれそうですね。

もうね、あきくんが高校生ながら大人でしっかりしていて、ちゃんと町子さんを愛していて、めちゃイケメン。それでいて可愛くもある。文句なし。
このねー、女教師と男子高校生というシチュエーションがいいのです!妙にドキドキするわぁ!
これが男教師と女子高生の恋愛だと、「きもっ」としか私は思えないんですが、勝手なもんですねー(笑)

全4巻のお話ですが、各タイトルが「冬」「夏祭り」「はる」「あき」となっています。「冬」→「夏」→「春」→「秋」の順で読んでくださいね。

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