おんなのいえ(1〜6巻)鳥飼茜 の感想

20151106

同棲していた恋人に振られた大前有香、29歳。25歳の妹・すみ香と、母親のいる地元・大阪に帰省するも癒されるどころか鞭打たれ、ついには“母親命令”により妹と東京で同居することに。『さらぴんの生活、始めよーやあ!』姉妹と母親、“おんなだけ”の家族物語、いざ開幕!!
(出版元説明文より引用)

※以下ネタバレ注意です。

おんなのいえ(1〜6巻)のあらすじネタバレ感想

3年同棲していた彼・圭佑に突然別れを告げられた有香29歳。失意のどん底で母と妹が住む地元大阪に帰省しますが、母は有香に、妹のすみ香と一緒に東京で同居することを命じます。

姉妹二人の同居生活が始まりますが、ある日、すみ香のかわりに面接を受け、働き出したキャバクラで有香は川谷と出会いますが、若い嬢たちとの関係に嫌気がさしていたところ、とある小さな印刷会社で働くことになります。そこで偶然取引先の営業として訪れた川谷と再会し、なにやら運命を感じる有香ですが、川谷が既婚者であることが判明。お互い惹かれてはいるのですが、一線は越えない関係が続きます。

有香は社長の薦めで、弁護士・大河内との見合いを受けます。大河内は有香を気に入ったようで結婚に前向き。そんなとき、川谷が妻と離婚。有香と川谷は関係を持ってしまいます。
有香は、大河内にありのままを告白したのですが、大河内は有香を諦めきれない様子。

そんなある日、有香の携帯に元カレ圭佑から連絡があり、二人は会うのですが、淡い期待をする有香に対して圭佑は「今カノと結婚する」と告げたのでした・・・

一方、妹のすみ香は、東京で知り合ったマコちゃんと恋人になり付き合うようになりますが、マコちゃんはバイセクシャルでゲイの元カレがいます。
そこへ、すみ香に復縁をせまる、大阪の元カレ・コウちゃんが現れ、こちらもなんだか騒動の予感・・・


東京で暮らす二人姉妹の、オトナの恋愛の難しさ、はたまた親子・姉妹愛のしみーるお話。
この姉妹は大阪出身なので終始会話はコテコテ関西弁なのですが、私自身関西人なので違和感なく読めるのですが、関西圏じゃない人はどうなんだろうと、ちょっとハラハラしつつ読んでしまいました(笑)
そして私にも姉がいまして、もうお互い別々の家庭を持って疎遠になってることを考えると、この二人姉妹の同居生活が非常に楽しく羨ましく、懐かしくてしんみりとした気分に…。

てか6巻の最後、圭佑のことまだそんなに好きだったんかーと、ちょっとどよーんてなって終わってしまいました!!浮気して自分を捨てた男なのに、自分の夢諦めて彼に尽くしたのに…ってそれが圭佑には重荷だったとは言え…
このまま圭佑が今カノと結婚して幸せになるのがすごく腹が立つ。なにか罰を与えてやりたい気分です…スイマセン、毎度の私の浅ましい希望です(笑)
なんだか川谷さんのこと、有香ちゃんはあんまりなのかな?もう川谷さんでいいやん?だめなの?難しいねー。

すみ香ちゃんの方は、自分でなんとか幸せになれそう。でも有香が心配や〜。だれか有香ちゃんを幸せにしてあげて欲しい…

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